いまの政治の混とんは、正しい政治の産みの苦しみである?!

現在、2011年です。

第二次世界大戦が終わり、約65年が過ぎました。


いまの政治の混乱、混とんは、

戦後の総決算と、国家としての新しい出発が、完全にはできていないことが、背景にあると考えられます。


以前、このブログで、「日本国憲法法源とは」と題して書かせていただきましたが、

国家最高の組織法たる現行憲法が、外国軍の占領下、国家主権の完全ではない、国家の意思も自由もない時期において、

連合軍総司令部の強い圧力の下に制定されたという歴史的事実を、簡単ではありますが、述べてみました。


結局、現行憲法は、「与えられた」、「押しつけられた」、「占領下憲法」としての基本的性格を持つものであると考えます。

会社が、経営理念によって、発展もすれば、衰退もするように、

組織は、その最高理念、最高法規なるものによって、未来は決まってゆきます。

松下幸之助先生の『人を生かす12の鉄則』にも、

「力強い活動は経営理念から生まれる」とお教えくださっていますし、

大川隆法総裁先生の『社長学入門』にも、

「経営理念が企業の発展・繁栄をもたらす」と書かれています。


つまり、組織において、その最高法、または、最高経営理念なるものが、その組織の盛衰を決めると言えると、

考えられます。


いま日本の国家最高の組織法たる現行憲法の、

「与えられた」、「押しつけられた」、「占領下憲法」であるという性質が、

戦後からの日本の盛衰の流れを、そして、これまでの日本の性格を、また、日本の未来を決めていると考えられないでしょうか?


「与えられた」…これは受け身を意味します。

国家として、世界に積極的に発言したり、イニシアティブをとったりする主体性、

すすんで義務や使命を果たす高貴なる精神が、ここからはうまれないのではないでしょうか?

与えられるまで待っている。日本から、積極的に、世界を幸福にする戦略を示したり、日本から行動を仕掛ける気概が、ここからは生まれないのではないでしょうか?

「押しつけられた」…これは、与えられたと似ていますが、我慢強いといいますが、言い返せない弱さが感じられます。

そのままにしないで、「押し返したら?」と言いたくなりますが、

中国の反日運動や、尖閣諸島の漁船衝突問題など、正当に押し返して、せめて反論ぐらいできないのか?と思うものです。


「占領下憲法」…ここが、いまの日本の主権がはっきりとせず、くらげのような漂っている状態を物語っていると思います。

主権とは、つまり、国家として最高に何がしたいか?国家として一番に何がしたいか?ということであり、

それが、他国から不当に制限されるものではありません(もちろん、他国に迷惑をかけてはいけませんが…)。


ですから、他国から不当に制限を受けないために、自国を守る軍隊を有することは、国として当然の権利とされています。


戦後からずっと、そのもっとも大切な主権が守られない状態であり、

日本として、何を最高度にやりたいのかよくわからない状態であること、

それが、日本の情けない状態の根本原因であると言えるのではないかと思います。


このように、日本という国として、主体的にどうしてゆきたいのか、

積極的に世界に対してどうしたいのか、という方向性や、目的地がわからないために、

政治が生産的ではないのだと感じるものであります。


タクシーに乗ったときには、

行き先をはっきりと言わなければ、運転手さんは困ってしまいます。


「東京駅にお願いします。」と言えば、運転手さんは分かりますが、

「とりあえず走ってください」と言えば、運転手さんも困ってしまいますよね。


同じように、

日本は、世界一に発展し、世界平和実現のための積極的にその使命を果たし、

また、日本の繁栄モデルを世界に広げていきます。…というような日本としての主権、最高にやりたいこと、

最高の目標がしっかりと、はっきりと決まっていれば、政治家はそれに向かって走ればいいのです。


日本の民間の力は、世界一になる潜在力があるのに、アメリカを抜いていいのか分からず、

また、実際に世界一になったら、何を発信し、どうしたらいいのか分からず、日本は苦しんでいる状態だと考えます。


いまの政治の混とんは、先送りであり、決断できないことであり、

一番大切な憲法に関しても、大変に情けないことに、民主党は「憲法審査会の委員選任」を先送りしています。


しかし、こうした先送り、不決断が続き、政治が混乱し、混とん化すればするほど、

真実なるものが求められていくのが、歴史の常であり、人類の底力であります。


もうすぐ、菅首相、小沢元代表の時代は終わってゆくでしょう。

いまの大変な時代は、長くは続かず、これは、正しい政治の時代の産みの苦しみであると捉えれば、

もうしばらく我慢できるのではないでしょうか?


しかし、本当の意味で戦後を終わらせ、押しつけられた占領下の憲法ではなく、

日本の国として、どうしてゆきたいのか!と、日本人の手でまとめあげた憲法を制定し、国としてまとまらないと、

日本はまた、占領の危機、もしくは、セミ占領状態の危機にあります。


中国は軍事費を必要以上に増やし続け、覇権主義に走っています。

日本の、この占領下憲法のままで、よしとしていたら、そのマインドどおりに、また占領されてしまう可能性があります。

しかし、中国と平和的に、経済的には、より親密に交流しつつも、そういう侵略的行為は許さないという、

大人の態度で使い分けて、共存・発展してゆけばいいのだと考えます。


それも、国家として主権を持ち、気概をもって対峙してゆくという国家の自立が、どうしても必要となるのです。


自国民で憲法を決めれていない国家、そして、自国をしっかりと守れない国家、それは、半主権国家ともいうべき、情けない状態です。

この状態を完全解決できない限り、政治の混とん、政治の先送りは止まらないと思いますが、

もうすぐ、あと3年以内には、この混とんは終わることを確信しております。


それは、幸福実現党が立党し、活動を開始したからです。

こうご期待!

そして、周りに内緒でもいいので、ひそかに応援し続けていただければと思っております。

日々の精進を積み重ねてまいります。


幸福実現党
ほそかわ幸宏


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