Keep on learning(学び続けることです)

有名な経営学者のピーター・F・ドラッカーは、

「どのように努力し、どのように勉強すればよいのか」という質問を受けたときに、

ただ一言、

「Keep on learning.(学び続けることです)」と答えられたそうです。


この御言葉は、ズシリと重く、私は感銘を受けました。

そして、私は、この言葉を心に深く留め、刻みたいと思います。


なぜか?


それは、数限りない優れた方々がいて、

努力し続け、その優れた考え、智慧が、数限りなく世に生み出し続けられているからでしょう。


「もう、これでいい」と手抜きをし始めたところから、

学び続ける意欲や、謙虚さがなくなり、

本人は「自分は完成した」と錯覚し、

静かな脱落が始ってゆくのだと思います。


もう、リタイヤするつもりなら、それでいいのでしょうが、

あくまでも、第一線で頑張る、また、世の激甚な競争の中でやってゆく、ということなら、

せめて、何かを学び続けなければ、本当に難しい時代に入っています。


ですから、今日、お伝えしたいことは、

努力し続ける者、学び続ける者には、必ず道は拓かれるということです。



また、どうやって?と、何か方法論を的確にアドバイスしてもらって知ることは、むしろ二の次で、

学び続けることの方が、何物にも優る方法論なのだと悟ったならば、

その人は、人生の成功者になれるでしょう。



教育の価値、社会に出てからの勉強の価値、

学び続ける心、こういうことを大切にしてゆくことが、

必ず、皆さまを幸福にし、日本の未来を切り拓いてゆくと信じております。


必ずしも、本を勉強するだけでなく、

実地の技術の勉強もあれば、営業の勉強もあれば、接客の勉強もあれば、

さまざまな学びがあり、向上心を持ち続ける・ストロングマインドでもいうべきものを、

しっかりと持って、大震災をも乗り切って、

希望ある未来を切り拓いてまいりたいと心に強く決意しております。



そして、この希望ということですが、

より多くの人々に希望を与えられるということは、

この学び続けること、

言葉を換えれば、努力し続けること、

これにかかっており、この学び続け、努力し続けることが、

目に見えない力となって、徳というべきものとなって、

人々に希望を与えるのだと思っております。



6月4日、皇太子ご夫妻が、宮城県の被災地を訪問されました。

まず、津波で148人が犠牲になった岩沼市をご視察され、

ご夫婦そろって、がれきに向かって黙礼されました。

そして、井口経明市長に、皇太子妃雅子さまは、

「寒い時期から今まで大変でしたね」と気遣われたました。

続いて山元町の避難所2ヶ所を訪問され、皇太子ご夫妻は、

床にひざをついて一人一人に声をかけられたそうです。

とても温かく励まされ、

そして、避難所の方々は、本当に、がんばろうと元気が出たそうです。

震災の影響で土木関係の仕事を失った、ある男性には、

「お仕事が見つかるといいですね」と励まされたそうです。

(6月5日の産経新聞などより引用させていただきました)


私は、その皇太子ご夫妻のお姿、お言葉に感動いたしました。


やはり、日ごろの徳、学びの賜物であり、努力は隠せないものではないでしょうか?


努力する人、努力を積み重ねるリーダーは、

人々に『希望』を与えます。


しかし、努力しているふりをして、保身で、口先だけで人をだます人は、

人々に『失望』を与えます。


皇太子ご夫妻は、人々に『希望』を与え、

菅首相は人々に『失望』を与えます。



また、サッカーの神様・ジーコは、58歳になっても、約2万3千人が集まったカシマスタジアムの復興支援の慈善試合で、

見事な先制ゴールを決め、人々に『希望』を与え、

菅首相は、遅くとも8月までも辞めないといって、人々に『失望』を与えます。


政治家と、ましてや、首相と、他の方をくらべても、いけないのかもしれませんが、

おもしろい逆説ですが、


菅首相が、「では、本日、辞任いたいます」といってくだされば、

人々に『希望』を与えます。


それは、「すぐに、辞任します」と言うことが、菅首相にとっては、最大の自己変革であり、

最大の努力をなすことであるから、人々に『希望』を与えるのではないでしょうか?


いったん手にした日本の最高権力を手放すということは、この上なく、努力が必要で、

自らに、自らの限界を厳しく学ばせ続け、言い聞かせ続け、納得させるという、

ものすごい努力の要る難しいプロセスなのかもしれません。


Keep on Learning.


学び続ければ、謙虚になり、自らの限界も分かるのではないでしょうか?


また、学び続ければ、自らの限界も突破できるという前向きの考え方もできます。


しかし、学び続けない人には、厳しいトップの重責は担えるはずはありません。


私も、日々、Keep on Learningを戒めの言葉とし、

また、未来を拓く合言葉として、

精進を積み重ねてまいります。


幸福実現党
ほそかわ幸宏


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