公海という家の庭に勝手に入ってくる中国海軍

【沖縄近海に中国空母の「影」、防戦・日本に政治主導の「陰」】
2011年6月12日 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110612/plc11061207010002-n1.htm

中国海軍が東シナ海で動き始めた。


8、9両日、計11隻の海軍艦艇が次々に沖縄本島宮古島の間を通過していった問題だ。

艦艇は3グループに分かれて航行した。


第1グループは潜水艦救難艦や補給艦など3隻。

第2グループはミサイル駆逐艦フリゲート艦など5隻。

第3グループはフリゲート艦3隻。

いずれも沖縄本島南端と宮古島の中間地点の公海上を南東に抜け、

太平洋に向かった。潜水艦救難艦が含まれているため、潜水艦も周辺で息をひそめているのだろう。


日本政府が艦艇の動向を公表すると、

間髪入れず中国国防省は6月中下旬に西太平洋で演習を行う予定であると明らかにした。

「年度計画内の演習」と強調し、遠洋訓練の常態化をアピールすることも忘れなかった。


プレゼンスを誇示一方、長期的にみると中国側の別の狙いも浮かび上がる。

ある日本政府高官は指摘する。

(1)台湾海峡有事や尖閣諸島(沖縄県)・先島諸島侵攻での米軍の介入阻止に向け、太平洋でのプレゼンスを誇示する

(2)プレゼンス誇示の究極的目標ともいえる空母完成を見据え、米軍を待ち受ける際に空母のエスコート役となる艦艇に海域を習熟させておく――。

沖縄近海に中国軍の空母の「影」が、ひたひたと忍び寄っているわけだ。

艦艇の太平洋展開と歩調を合わせるように中国系香港紙「商報」は7日、

中国軍の陳炳徳総参謀長が「空母を建造中」と述べたと報じた。

軍の最高幹部クラスが空母建造を対外的に認めるのは初めてだという。


艦艇の行動と高官の発言は周到に計画され、すべて一本の糸で結ばれているかのようだ。

これに対し日本側の対応はどうだったか。

むろん自衛隊のオペレーションにぬかりはない。

海上自衛隊護衛艦とP3C哨戒機がマークし、警戒監視を続けている。


P3Cは中国海軍の艦艇を写真におさめ、護衛艦から撮影した動画もある。

日本政府は右往左往問題はそこから先だ。

艦艇の動向を国民に公表するという単純極まりないオペレーションで、政府は右往左往した。

防衛省は第2グループの艦艇が沖縄近海を通過した1時間後の8日午後1時ごろ、

事実関係を公表する手はずを整えていた。

だが、報道各社にペーパーが配られたのは午後5時ごろになってからだ。

防衛省→外務省→首相官邸。ペーパーはそのルートをたどり、

4時間かけて回覧され、民主党政権の検閲を受けていた。

動画の公表にいたっては、それから丸1日たった9日午後5時半だった。

政治主導により、中国を刺激しないよう賢明な判断を働かせていたのだろう。


現段階ではどこで時間を浪費したのか定かでない。

ただ、昨年9月の中国漁船衝突事件で中国側に翻弄され、

胡錦濤国家主席を前におどおどとメモを読んだ菅直人首相と彼の意をくむ官邸スタッフは、判断をためらった疑いがある。

外務省も疑ってかかるべきだ。中国への過剰配慮の“前科"があるからだ。

平成20年7月、中国は東シナ海のガス田「樫(中国名・天外天)」で新たに掘削を行っていたことが判明した。

日中両政府は同年6月、ガス田問題の協議で樫については共同開発の合意に至らず、継続協議の対象にした矢先だった。

現状維持すべきところを掘削したことは、中国側の明確な合意違反で、

その不当な行為を確認したのは海自のP3Cだった。

当時、中国側は樫をはじめガス田周辺でのP3Cの飛行をやめるよう日本側に激しく抗議してきていた。

「なぜ軍の航空機を飛ばし敵対的な行動をとるのか」という論理を振りかざした。

P3Cの飛行は正当な警戒監視活動であり、中国側の言い分に理はない。

このため、防衛省資源エネルギー庁も監視の強化を検討していた。


しかし、外務省だけは違った。「P3Cの飛行を控えるべきだ」。外務省は防衛省にそう迫ってきたというのだ。

「こともあろうに中国の意をくむとは…」。当時の防衛省幹部は絶句したものだ。

中国が東日本大震災発生に配慮し抑制気味だった日本への「示威行動」を活発化させたことは明白だ。

対峙する日本は民主党政権のもと、中国に対し過剰に配慮する姿勢が強まった。

まかり間違っても、中国軍ににらみを利かせる自衛隊の運用に暗い影を落とさないことを願うばかりだ。
(以上、引用です。)

要は、中国は、日本の公海という家の庭に勝手に入ってきています。

しかし、家の主人たる政府は、何も抗議できず、オロオロしているだけです。


普通人の感覚、習性として、

これまでの現状維持のほうが楽で、あえて変わったことをするのは、エネルギーも要るし、

めんどくさいとこでしょうし、新しい流れを、疑うことは、無理もないことでしょう。


しかし、最初は、目覚めて、新しいことを言う人は少数ですが、

やがて、多くの人々が、現状維持を捨て、新しい流れ、新しい時代を選択してゆきます。

そうせざるを得なくなるのです。


その新しい流れ、新しい選択が、何度も繰り返しますが、幸福実現党です。

もちろん、戦争がしたい訳ではなく、戦争を起こさずに、

正しい言論と方法によって、東アジアの平和を守り、築き上げてゆく所存です!


その幸福実現党が、希望です。

勇気を持って、正論を訴え続け、日本の進むべき方向を、提示しつづけさせていただいております。


この中国の軍事的脅威に対し、

この『平和への決断』が、大切な啓蒙書となっておりますので、心よりお勧め申し上げます。


日本が、正当に、日本の国を愛し、普通の国家に当然ある国防体制を整え、

普通の国に当然ある抑止力を整備し、

そして、国民が、普通に国家を守る気概を持つ、立派な政治家を選ぶようになれば、

この日本の未来は、明るいものとなります。

そのために、私も、日々、力を尽くしてまいります。

幸福実現党
ほそかわ幸宏

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