浜田和幸議員の唐突な自民党離党から感じられることなど!

(日本海新聞より)

参議院鳥取選挙区選出の浜田和幸議員が自民党を離党し、

復興担当政務官に就くというニュースが県内を駆け巡った27日、

自民党鳥取県連は朝からあわただしく情報収集に追われた。

浜田氏本人から同県連には一切連絡はなく、

山口享会長ほか県連幹部も唐突な離党騒動に「裏切り行為」と怒りを隠さない。


「現実になりましたな」。

27日午前10時35分、鳥取市自民党県連事務所で「浜田氏離党の意向」を報じる新聞記事を手にした山口会長は、

石破茂政調会長に電話でこう切り出した。

浜田氏離党の動きは、26日午後8時すぎに石破氏と赤沢亮正衆院議員を通じて山口会長の耳にも届いていたからだ。

県連職員は27日朝から浜田氏や秘書に電話するがつながらない。

山口会長は石破氏に「党本部で処分するでしょうが、

県連でも除名などの対応をしないと。これは裏切り行為ですけえな」と語気を強めた。

午後0時45分から事務所で会見した山口会長は「与野党を通じて協調して対応が進められる中、浜田氏の一人歩きであり非常に不愉快」と、

参院幹部に離党の意向を伝えたというテレビニュースを横目に憤然と語った。

同席した内田博長幹事長も「自己中心的な行動で県民を裏切った。政務官になりたいのなら、まずは議員辞職すべきだ」と憤った。

県連事務所には電話が頻繁にかかり、

大半が「参院選で応援したのに」などと非難する内容。

昨年7月の参院選で事務総長として選対を支えた稲田寿久県議会副議長も「開いた口がふさがらない。

参院選自民党の組織が一生懸命戦った。

1年もたたずに『離党する』とはどういう考えなのか」と批判した。

また、浜田氏を支援する米子市内の女性は「なぜ今菅政権に入るのか、うそだろうと思った」としながら「自民党にいても何もできない状況から、使命感で動いたのだと思う」と気遣った。

一方、民主党鳥取県連の伊藤保幹事長は「この国難を乗り切る選択肢の一つとして、与野党の乗り合いはあると考えていたので、想定内」と冷静に受け止める。

県内の同党関係者は「寝耳に水。ついこの間戦った相手として抵抗感はあるが、国会の議論を復興の方に導いていかないといけないという動きが、自民党内にもあったということでは」とみる。

その一方で「菅首相に対する風当たりが党内外から強くなり、国会運営がさらに難しくならなければいいが」と指摘していた。

(以上、引用です。)

さて、衝撃の発表から1日も経ちましたので、立場をかえりみず、

私も少しはコメントすべきかと思っております。

何からコメントさせていただくべきか、言葉を選ばねばならないと思いますが…。

政治は虚虚実実のかけひきがあり、日本を超えて、さらに何か深い背景があるのか、

救国の念いでの対米工作の深い配慮や、強い思惑があるのか、

そして、もっとすごい因縁があるのか、限られた情報からの一意見ではありますが…。


また、関係者のすべてが、利害関係者で、このシナリオを知っていて、

もっとスゴイことをやろうとしていて、これは、ほんの単なる茶番かもしれませんし…。


また、ここまでされるのは、凡人には理解できないような、浜田議員の深謀遠慮と、

次回の当落など全く考えず、今回の任期で、浜田議員の持てるすべての良きものを国政に捧げられるおつもりなのかもしれません…。


やはり、「何が正しいか?」という観点から、述べさせていただきたいと考えております。

大筋、大義から言って、

首相としての能力も誠実さもない菅首相の延命を助けるという意味では、

間違った判断だったと思っております。


もし、菅首相が、たとえ、その能力が低くても、震災対策を誠実に、真剣に取り組んでいて、

その重要なる仕事を、与野党を超えて、いち早く手伝わねばならないということなら、話は分かります。


しかし、震災後、菅首相は、あろうことか、この震災を自らの地位の延命に使って、

やるべきこと、決めるべきことを先送りし、

また、東電の原発事故処理を逆に迷惑をかけて、大混乱させ、

菅首相の存在自体が、震災復興のボトルネック、ブレーキとなっている状態のなかで、

その菅首相の直接の依頼で、その菅首相の延命を助けるのは、

むしろ、震災復興を遅らせる逆仕事になる可能性が大きいと考えております。


そして、第二に、浜田議員は、まんまと、菅首相の悪智慧の餌食となった感があるということです。
(反対に、浜田議員は、すべてを知った上で、その役を引き受けられたのかもしれませんが…)

菅首相は、再生可能エネルギー促進法案の成立を、辞任の条件の一つにしております。

新たに、この再生可能エネルギー促進法案が、辞任の一定の目途の条件に突然に加わったのです。

この再生可能エネルギー促進法案は、

高い法定価格で電力会社が自然エネルギーすべてを買い取るという強制力が働く法案です。

買い取り費用は、電気料金に転嫁され電気料が値上げされます。

この時期に増税も課せられ、電気料も上がるとなれば企業は海外へ逃げてしまいます。


いまのこの大変なときに、この再生可能エネルギー促進法は、

何もいますぐやる必要はありません。


これをあえて、辞任の一定の目途の一項目にどさくさにまぎれて入れたのは、

菅首相が自らを延命させるためです。


この一連の動きは、

あえて成立を急ぐ必要もなく、

成立のための多くの議論が必要な法案を提示し、

その上で、かっこうな自民党議員を一本釣りし、協力を仰ぐべき自民党を怒らせてしまい、

国会を空転させ、菅政権を延命させるという、菅首相の素晴らしく考え抜かれた悪い思惑であるのです。

菅首相は、ほんとうに頭がいいですね。

偉大なる大タヌキさまでも、指導されているのでしょうか?


そして、第三に、上記の記事にもございますが、

鳥取県のお世話になった方々に対し、相談も、連絡もなく、

こういう騒ぎを起こす人が、

はたして、

震災復興という、もっと、「思いやり」や「配慮」や「高度な知恵」が求められる仕事を担えるのかどうか、

はなはだ疑問であると思います。


県民に対し、また、選挙という大変な仕事でお世話になった関係者の深いご縁のある方々に対し、

誠実に自らの考えを話し、お詫びし、理解を求めるという少しの時間くらいはあったのではないかと思います。

そうした説明責任さえ果たせなくて、もっと難しい震災復興の意見調整ができるのか、本当に疑問が出てまいります。


しかし、国際政治学者として、一身を投げ打っての、そんな時間などいっていられないような、

国際政治の表も裏も知り尽くされた上での対米施策の表れなのかもしれません。

また、反対に、アメリカの対日工作の一駒として、選ばれたのかもしれません…。


もっと、高次なる視点で、「何が正しいか」を考えられたらいいのですが、

以上が、限られた情報から感じられたことです。


さて、いま、大きな流れ、日本と世界の潮流を見失ってはいけないと思います。

いま、菅首相が、古い政治の限界を身を持ってお示しくださっている感があります。


菅首相自身は、時間かせぎをし、自ら延命しようとフル活動されている状態だと思いますが、

いまの政治家の皆さまの限界を、洗いざらい、あますところなく、さらけ出して、

流れ去らせているのだと思います。


また、世界では、中東の民主化革命、中国の暴動の激化と、

本当の自由が求められ、勝ち取られていく流れがあると思います。


そして、日本においても、本当の自由が、これからは真剣に求められる時代になってゆくと思います。


意外に、日本は鎖国状態にあります。

マスコミの偏向報道世襲議員や、既成政党による政治の独占など、

閉鎖され、世界の自由な考えや体制から、

日本は、ほど遠い状態にもあると思われます。


しかし、振り子も極端までふれると、逆にふれてきます。

いま、大変な時代にあるということは、

これから、

日本における政治の混迷、情報や良識における鎖国状態が、解決されてゆき、

ほんとうに自由な時代が、もうすぐ迫っているとも考えられるのです。

幸福実現党
ほそかわ幸宏


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