「保身の変」、「居座りの変」!

(日本海新聞より、引用。)

一刀両断 −小林 節−

民主党若手の決起

2011/07/19の紙面より

 いよいよ民主党菅政権の自壊が始まった。

 2年前に自民党から民主党への政権交代が実現した時に、この国の中には、ある種の爽快感と期待感があふれていた。しかし、それは急速にしぼみ、今度は、失望に変わっていった。その理由は、分析すれば多々あるが、要するに民主党の未熟さに尽きる。

 そこで、辞任した鳩山前首相の地位を襲った菅首相は、鳩山氏よりは練達の士であろうと期待されたが、結局、今では、世論の中に首相に対する嫌悪感のようなものが読み取れるように見える。

 その理由は明白である。わが国の最強のシンクタンクである官僚を遠ざけ、自分の活動仲間で回りを固めているために、氏が打ち出す政策の根拠が不確かである。そして何よりも、氏の言動に一貫性がなく、首相自身が政治を混乱させている。しかも、その矛盾した言動も、政権の延命という観点からは一貫性がある。しかし、主権者国民にとっては、この歴史的な非常時に、政治が行政を指揮してきちんと稼働していることこそが必要であり、それを犠牲にして首相が居座っているように見える現状は、不快以外の何ものでもない。

 それに対して、野党は、衆議院による内閣不信任という最強の手段を、菅首相の詭計(きけい)で葬り去られ、封じられ、参議院による内閣問責には法的効力がないために気合が入らず、手をこまねいている。かといって、補正予算関連法案を参議院で廃案にしたのでは、国民生活に害が及び菅首相にさらなる延命の口実を与えてしまう。

 事ここに至っては、菅政権を生み出した直接の責任者である民主党の現職の国会議員たちが菅首相に引導を渡す責任がある。

 もちろん、菅首班に投票した議員たちが菅首相に退任を求めることは、一見、自己矛盾である。しかし、もはや前提条件が一変している。

 さる11日に、長島昭久代議士らの若手11人が、首相の即時退陣を求める決議文を首相官邸に持ち込んだ。そして、15日の集会では、その数が31人に増えた。

 人心が離れたことを承知の上で首相の大権を盾にパワー・ゲームを楽しんでいる首相には、この決議文賛同者が100人を超えて、衆議院で新しい不信任決議案を可決する以外にその地位を去らせる方法はないだろう。

 (慶大教授・弁護士)

(以上、引用です。)

新しい不信任決議案は、最後の手段となると思いますが、

思い出せば、

6月2日は、民主党を分裂させないために、

菅首相が辞任すると見込んで、民主党は、あえて、不信任決議案を否決したのでしたね。


しかし、菅首相は潔く辞任せず、

意に反して、民主党の分裂を起こしています。


ところで、6月2日は、うらぎりの日だそうです!

日本の歴史上、もっとも有名な裏切りといえば、

歴史の時間でも習った「本能寺の変」でありましょう。

織田信長の家臣・明智光秀が謀反を起こし、織田信長を自害に追いつめたというクーデター事件です。

そんな本能寺の変が起きたのは、天正10年6月2日。つまり429年前の6月2日なのです!

それにちなみ、6月2日は「うらぎりの日」と呼ばれているのであります。


菅首相の6月2日のうらぎりは、後世には、

「保身の変」とか、

「居座りの変」とか、言われて、

史上最低のなさけない日本史の汚点となるかと思いますが、

その汚点が、日本人の政治への正しさを求める強烈なターニングポイントとなることを願い、

日々、微力ではありますが、力を尽くしてまいります。

幸福実現党
ほそかわ幸宏

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